目覚めたらどんどん薄れていくリアル
実際の時間、物理的な負担や衝撃、一日一日を共に過ごすというか道連れする、制作
彼は 彼がやりそうな一見無茶や無謀 無意味に思えるようなやり方で作品を道連れにする。実際に雑誌か何かを引きずっていた。
崩れた灰色の廃墟のような建物でいろんな作家は制作していて そこにある崩れそうな梯子を登るときも彼の足にぶらさがってるソレをわたしは見てた。
オレオの形をしたシリコン性の蓋の瓶 たしかに甘ったるいような でも似つかわしくないほど大人びた香水が入っていて それを彼の奥さん 彼女はつけていた。瓶の口が広いからこぼさないように手首に瓶の口をつけてサッと逆さまにして手首についた香水を洋服に擦り付ける。その仕草をしながら彼女はべつの香水の話をしていた。けれど私のあたまの中では彼女だけど実際にそれをしているのは私だった。
高校生のときに知り合った友達。今 妊娠している彼女も出てきた。絵描きの友達が撮ったチェキみたいな写真の一枚に彼女が写っていて あ!○○○が写ってる!と思ったらそのあと本人がどこからか登場。プリクラの撮り方について考察してた。